42歳の挑戦

現役大リーガー、Dバックス斎藤 隆投手

NHKの『アスリートの魂』という番組で特集してました。

42歳
とにかく150キロの速球にこだわり、今年でメジャー6年目
今年Dバックスに移籍
しかし加齢による筋肉の衰えは確実にあらわれてきている。
下半身の筋肉の衰えはフォームの不安定さにつながり、それはイコール球のスピードにもつながる。

彼が150キロの速球が投げられる一番の理由は、投球時の左足の使い方。
引き上げた時の足の向き、そして踏み込んだ足の安定。

その安定のためには強靭な筋肉が必要。
ただ強い筋肉ならばよいわけではなく、しなやかで柔らかい筋肉が必要。
彼の場合は臀部の内側にある梨状筋。
その柔軟性が彼の速球を支えたわけです。

実は私も数年前、左臀部の梨状筋症候群になったことがあります。
かなり辛かった〜
膝までに痛みは出るは、痛みでまともに歩けないはで…
私の場合は鍼治療&ストレッチでなんとか切り抜けましたが、いまだに疲れが溜まるて少し違和感があります。

私もまだ現役のスポーツインストラクター、そしてトレーナー。
斎藤選手よりは年上ではありますが、
同じスポーツのプロ(活躍の場としては全然レベルが違いますが(^_^;))
としては、加齢ゆえの筋力キープの苦労は理解出来ます。

彼なりに昔とは違うトレーニングをし、長い時では3時間ものマッサージを受け、自分でも色々と調べて、出来る限りのケアをしている。
それでも今シーズンはふくらはぎに怪我を抱えてしまい、未だ完全な状態での登板は出来ていない。

『がんばれ40代!』
…と思わず応援してしまう。

とにかく、がんばってまた150キロの速球を見せてほしい。

番組最後に彼が言ってました…
『何度も怪我をして、自分の思い通りの投球が出来る状態にもっていくのに、こんなに苦労するなら、今すぐに辞めてしまうことも、年齢及びキャリアからすれば簡単だし、そのほうが楽かもしれない。
だけど、まだ現役を続けたい。
また投げたい。』
その精神力の強さに尊敬の念を感じました。

20120514-214746.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA